大阪府への委託をストップした、枚方市の動物収容施設を訪問

2015年11月7日

ポンタと名付けられた柴犬のリキマル君、引っ越で捨てた飼い主を擁護するのは何故?

リキマル君1 リキマル君2

※リキマル君新しい家族ができました。ありがとうございました。

2015/10/9(金)

 高槻市の次は枚方市。犬舎見学と、じゃんぬさんが以前から意見・要望していた改善がなされているかをチェックしに行きます。

 

 枚方市はじゃんぬさんがたった1人で動物行政に意見し続け、大阪府への委託をストップしました。委託費は支払いつつ、枚方市で収容した動物を、大阪府へ送ることをやめたのです。すなわち、枚方市の殺処分を止めたのです。

 

 しかしまだ改善点は多く、まずは犬舎(これもじゃんぬさんが足しげく通った結果、建てられたのです。)見学です。現在、リキマルくんという12才(8㎏・未去勢)の柴犬が収容されています。飼い主の引っ越の為、持ち込まれたのです。枚方市は「新しい飼い主を捜すよう」言ったようですが、探しきれなかったそうです。

 

 そして職員はなぜか「ポンタ」という名前をつけています。聞けば、「特殊な名前の為、元の飼い主が特定される恐れがある」という理由です。捨てた飼い主の擁護です。「リキマル」という可愛い名前があるのに、ポンタ。こちらが抗議すると、職員は「ポンタって可愛くないですか?」という回答でした。

 

 リキマル君におやつをあげたい、とじゃんぬさんが申し出ると、少しなら構わないとのことですが、扉は開けてくれません。「最近は慣れてきましたが、当初は狂暴なところがあったので。」ということです。ここまで、リキマル君はおとなしく、全く吠えもせずこちらによってくるような、人懐っこい問題のない犬に見受けられます。手を犬舎に入れても、噛みません。職員の意思は固く、扉を開けることは断固拒否します。仕方がないので、鉄格子からおやつをあげると、うれしそうに食べていました。

 

捨てられて冷たく固い床の上で寝る犬、せめて毛布は敷いてあげて下さい

 

 ご飯はドッグフードで1日2回、お散歩の後にあげるそうです。ドッグフードの銘柄はペディグリーチャムの大袋。リキマル君の隣のスペースには、もうすぐ譲渡予定(10月中旬位か?撮影は禁止)の子猫達が段ボールの中で遊んでいます。キャットフードはカルカンです。

 

 リキマル君の檻には、トイレシーツがおいてあります。「タオルか毛布を敷いてあげないのですか?」との問いには「いつも敷いているが、今日は暑かったので敷いてないだけですよ。ただおしっこをそこにしてしまうので。」との答え。失禁してしまうようなストレス状態なのではないでしょうか。

 「収容所の床は冷たく固いので、暑い寒いの問題ではないです。12才という年齢を考えても、何かベッドになる敷物を敷いて下さい。」と再び訴えます。リキマル君はそのやりとりの間に、ペットシーツに寝ころびだしました。賢いワンちゃんです。職員は薄いタオルを出してきて、「これを敷きます」とのこと。担当職員には獣医師がいます。ごはんや寝床についての知識はあるはずです。

 

 また枚方市は預かりボランティアを募集しているのですが、現時点でゼロ人ということです。

 

 殺処分はストップしたものの、今でも枚方市は税金2500万円を大阪府に委託金として払っているのです。

 

 リキマル君は枚方市在住の方の里親を募集しており、何人かの希望者は訪れたものの、里親さんは決定していません。枚方市とエリアを限定せずに、せめて近隣都市にも間口を広げたらとうですか、というと「そうなんですよね~。そういう方向性でも言ってるんですが。提案してみます。」とのこと。ちなみに、この子が大阪府に送られ譲渡されることになれば、里親の在住エリアは大阪府ということになります。(2015/11/9リキマル君は譲渡が決定いたしました!!)

 

 

 じゃんぬさんは枚方市にも意見書・要望書を送ることにしました。獣医師が在籍しているにもかかわらず、やることだけやっていればいい(ごはんや散歩)というのは動物飼養に当たりません。決定的に欠けているいるのは、動物に対する愛情なのです。

 

 動物行政は動物好きな人格者がやるべき仕事です。自由競争を経験している民間人から中途採用するのもグッドアイディアだと思われます。動物を殺す方向性において権限を持っている、職員の適性は徹底的に問われるべきものです。そしてそれを判定するのは私達市民です。彼らは、動物が譲渡判定できるかどうかの判定をする権限を持っています。彼等が適性かどうか見極めるのは私達市民です。

 

 殺処分ゼロを達成した熊本市は、動物への愛情を持つ職員の努力から始まり、徐々にやる気のある人々が集結した奇跡の物語です。更に引き続き旭川や神奈川県でもその奇跡が起こっているのです。

 

 大事なことなのでもう一度言います。犬猫の譲渡判定の権限を持っている、すなわち殺処分の権限を持っているのは動物行政の職員です。保健所の職員が適性かどうか見極めるのは私達市民です。

 

※動物行政を変えたいが、やり方がわからないという方、相談受け付けます。お問い合わせに相談内容等を送って下さい。