大阪府庁に殺処分機反対の署名提出! 「府民の命を守るため」に殺処分機を導入!?

2015年11月7日

 

殺す事を前提としていません!府民の命を守る為に殺処分機を導入するのです!!

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※こちらの記事に掲載しているオリジナルの画像等の無断転載・引用を固くお断り致します。

※尚、大阪府動物愛護管理センター(仮称)殺処分機導入反対の署名活動は、全国殺処分廃止協議会 関西本部 (Team Anipal Japan)の主催となります。

 2015/10/27(火)

 じゃんぬさんの声かけにより、同じ志を持つ4人で大阪府庁へ行きました。動物愛護畜産科の参事Hさん、動物愛護畜産科のOさん(獣医師)に、皆さまにご協力いただいた署名の提出をし、私達の要望を伝えます。

 

 動物愛護畜産科のOさん(獣医師)は「殺処分」を「安楽死」と以前に発言されました。動物の苦痛を軽減しているから、安楽死という言葉を使われたようです。しかし、殺される動物にとって「安楽死」などというものは存在しません。精神的な苦痛にも苦慮しているということですが、殺処分を安楽死と言い換えることで、いろいろな弊害がでてきます。長くなるので、ここでは割愛させて頂きます。

 

 大阪府の殺処分の状況を説明します。現在、麻酔の注射で殺処分が行われています。

Oさんの説明によると、炭酸ガスは野犬が多い時代に使用していたということです。

今はメンテナンスのみ。野犬もゼロではないが、激減しています。つまり、炭酸ガスの殺処分機は危機管理上、保持しているだけなのです。

 

殺さなくてもいい状態なのに、なぜ導入するのか?我々一同の疑問をぶつけます。

「なぜ今殺処分機がいるか、一言で言って下さい」、と。

「危機管理上です」

「行政として危機管理が必要なんです。行政としてはあくまで府民の命を守らなければなりませんから!」

 

と言い切ります。

 

「京都は導入しませんでしたよ。危機管理以外のものを殺すというのが前提ではないのですか?処分機がなくても、混乱はないじゃないですか。」

「今殺処分機(炭酸ガス)はメンテナンス中で移転できません。新しいセンターでも同等の管理は必要と考えており、小型の吸入麻酔ができる処分機を導入します。殺す前提ではありません。」の一点張り。この一点張りです。

 

 

じゃんぬさんは「殺す前提ではない、ということを私は信用していません。獣医師として判断し、やむを得ない場合殺すとおっしゃいますが、殺す必要のない子を殺した枚方市についての前例があるでしょう!」枚方市は大阪府に丸投げしていた時代、皮膚病のチワワと、一度噛みついただけのミニチュアダックスを殺しているのです。

 

「枚方の件は確認しました。それは、所管のほうから答えさせて頂きます。」

 

 

現在の収容施設の整備や補修などは「しなければいけない」、センター設立時の未来業務を力説

 

 現在、犬を管理しているのは大阪府動物管理指導所(森ノ宮)、四つの分室(箕面、四条畷、泉佐野、藤井寺です。収容キャパは5頭ずつ、H26年度は123件収容実績があるそうです。実情の一例を挙げれば、四条畷は犬の鳴き声などがうるさく、周りに迷惑をかけているので、犬舎を開けられないということです。

「整備はしているんですか?」と尋ねます。

 

 「森ノ宮は立ち退かなければならない為、第一優先となります。各分室は保健所にある為、老朽化を改善しなければならない、と思っています。」ということです。

「先に今ある施設を整備してから、約30億円もの施設を作るのではなく、必要最低限のことをすればいいのでは?」仮にも設立までには、まだ2年もあります。

 

 「殺処分は減ってきています。殺処分を減らす、譲渡を増やす、引き取りを減らす為に飼い主などを教育・普及啓発するなど、今後センターで取り組んで行こうと思っています!」といってセンター計画において何に取り組むかを語ります。羽曳野を拠点にして各地域に出前(出張)もするということです。

 

 言ってることがドリーム、夢物語に聞こえます。実際の取り組みは市民、府民、ボランティアで成り立っているのが現状です。

 堺市、大阪市、東大阪市(10年前に独立)は動物飼養管理を自市でやっているのですが、そこへの権限はあるのかと尋ねると、全くないとのこと。権限がない、にしても、連携したり、独立市の業務を知ろういう姿勢は持ってほしいものです。

 

 動物取扱業について質問すると、動物取り扱い業の許可は政令市、大阪府それぞれが持っていて、中核市がどこまでできるか連携してやっていくそうです。(ちなみに、東大阪市は批判の声があがり、やっと譲渡事業をし始めたところです。昔は殺すだけだったそうです。)

また、ブリーダーの数、どういった繁殖者がいるのか把握しつつ、これからやっていくつもりです、ということです。

 

 

 浜松市動物愛護教育センターの取り組みが注目を集めていますが、これらの事例を見て、生かすための施設にしていこうとはおもわないのですか、と指摘すると

「これからやっていこうと思っています。」

 

 

子供達に命の教育を!と訴えても、反応なし

 

 途中「子猫で目が明いておらず自活できない子は処分せざるを得ない。」との発言もありました。素人でもやる気になれば育てられるんです。実際この議論に参加したお二方は乳飲み子を育てた経験があり、今では元気だということです。

 「子供の殺人事件は、猫の虐待から始まるパターンがほとんどです。虐待して殺すという行為は殺処分と何がちがうのですか?」

 「苦痛を与えず優しく殺せばいいのですか?」

 子猫を保健所に持っていく、大人が大勢いて、犬猫を殺処分する大人がいる。子供達はバカではないので、大人が命の大切さを子供に教えても、「殺処分」に大人が大勢関わり、何も感じていないのを知っている。だから、子供達も聞かない。

 

「大人全員が命を大切にしなければいけない問題なんですよ!」

 

 参加者のお一方は、日本の教育委員会都道府県教育長に電話をされ、命の現場で働いている人(動物行政にかかわる人々)と連携し、命の大切さを教える教育を懇願したそうです。

北海道の対応は大変関心するものであり、奈良は始めたところ、大阪の態度・対応は相当悪いものだった、とおっしゃっていました。

 

 動物愛護畜産科自体が連携してない、教育も府庁に収まってるが全く連携してない、というのが実情のようで、全体で話し合ったことあるのか?と尋ねると、教育現場に行こうという話をしてる、という回答です。

 京都市殺処分機導入を阻止したKさんは、岡山時代に「命の教育」に行っていたそうです。当時小学生であった子供達は、現在二十歳。命の教育をしてよかったというような成人に成長しているとのことです。

「全然違ってくるそうですよ。」と言っても何も返答はありませんでした。

 

大阪府の動物愛護畜産課は5年間何も変わっていない、不当な税金の使い方をするならば、府民を敵にまわすことになる

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 動物愛護畜産科は5年間なにも変わってないとじゃんぬさんは言います。

「殺処分ゼロを目指すといいながら、税金で殺処分機を買う、府民の命を守る為危機管理のためと一点張り、20億、30億円という予算が降りるなら、福祉に使えるのではないのですか。」

 

「現実問題として殺処分機を導入することに権限を持っているのは誰ですか?」と聞けば、畜産課の課長だそうです。

 

 じゃんぬさんは言います。

「予算についての詳細を知事はご存知ないと思いますよ!行政、議員、の上には市民府民国民がいる!不適切なことをやめさせるのは市民、府民、国民なんですよ。不当なお金の使い方をする公務員、府民の敵はあなた方です!」

 

 お金を使えば使うほど次の予算がもらえる、そんなことは、みんなわかってるのです。

 今時売れない殺処分機を購入するということ、みんな癒着を疑っているのです。

 10年前から予定していた、殺処分機の購入。基本的に入札であり、不正はないと主張します。殺処分機の会社は、少ないのです。なにかの表看板で、別の仕事がフロント業務である会社の可能性が高いという話もあります。

 

※現在の殺処分機を購入した会社はフクオカサンソという会社でメンテナンスもそこが請け負っているとのことです。

 

 

 

 

殺処分機は「例えば、船で港に着く外国船が犬を連れてきて、その犬が逃げてしまった場合」の危機管理!

 

 最後に、殺処分機導入することを反対する声についてどう思っているのか。我々だけではなく、この後ろにはたくさんの人達がついているんですよ、というと、、、。狂犬病ということです。しかも、海外からくる動物はそれぞれ検疫所でチェックしているので、狂犬病の恐れはないということです。

 

 ではなんの危機管理なんですか?

「例えば、船で港に外国の船が到着した場合、管理者に動物を上陸させないようには言っているのですが、犬を連れてくる場合もあるのでその犬が逃げてしまった場合の危機管理に備えている。」というのです。その犬が狂犬病である確率も低いです。

 

 こういうやりとりが延々と続きました。時間にして、2時間近く。

 

 

「大阪府いらない、解体しますよ。いらないです。二重行政。府民だってそんな二重行政に税金を払い続ける余裕なんてないですからね。大阪府はよくも悪くも影響を与えるんです。

 京都が達成した殺処分機導入阻止は、ニュースにさえなっていない。大阪府の殺処分機導入は他の都道府県に悪影響を与えますよ、責任をとれますか?」

 

「・・・・・・・・。」

 

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 後日談ですが、じゃんぬさんが検疫事務所に確認したところ、船の輸入はないらしく、「ほぼ空輸」だということです。