豊中市保険衛生課を訪問、普段のメイン業務は飼い犬の登録としつけ教室

2015年11月8日

年間およそ2000万円、大阪府への動物管理飼養委託費は妥当?

豊中市保健所HPより

 2015/10/30(水)

 大阪府庁訪問(2015/10/26)の後、豊中市保健所を訪問しました。目的は年間約2000万円という委託費を払い、大阪府に動物飼養管理を丸投げしている保健衛生課の考えを明らかにすること。また日々どのような業務を行っているのか、の確認です。事前にじゃんぬさんは豊中市が大阪府に払っている委託費について情報公開請求しています。

 

 計4名の職員が着席、そのトップと思われる方の「まぶしい、ちょっとまぶしい。」の一声を皮切りに、ブラインドをさげようか否か、かなりの時間を割きます。その様子をみているじゃんぬさんにはすでに結論が見えています。

 

 衛生管理課課長補佐兼係長Tさんの自己紹介、続いて部下の紹介をされます。動物担当お二方(獣医師)窓口担当の方お一方。業務があるので、一時間位でお願いしたい、とのことです。

 枚方市で行った「動物愛護デー」パネル展等についてのアンケート結果を手渡します。豊中市と同じく、中核市である枚方市が行っている取り組みについて知ってもらうためです。

 

 そして、質問に入ります。「豊中市は独立できるのに何故多大な費用を払って大阪府に動物の管理飼養を委託しているのか?」じゃんぬさんが6年がかりで取り組んできた枚方市の動物飼養についての変革を説明します。枚方市は現在、大阪府に委託費は払いつつも、動物の飼養管理は自市で行っています。つまり、殺処分は実質上ストップしているのです。

 

 それに関して衛生管理課課長補佐兼係長のTさんは、「丸投げというのがどういう表現かわからないんですが、豊中市として、独立した立場で大阪府に委託しているということです。」

 

 動物の飼養管理や譲渡業務については「愛護団体にもお願いしている」といいます。譲渡会は保健所として場所を提供して、愛護団体・ボランティアに託してやっているということです。これは、愛護団体等に場所を提供しているだけで、豊中市が愛護団体と連携してやっているという意味ではありません。

 

普段の業務は、飼い犬の登録としつけ教室

 

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 ではこの委託金額を妥当だと思うのですか?との質問には「妥当ですね、減らしていっていますし。」との回答です。百戦錬磨のじゃんぬさんにしてみれば、この回答ひとつで動物管理飼養に関しての知識・熱意・業務への取り組み等すべてわかります。

 

 「契約不履行ですよ、豊中市も高槻市も一緒です。大阪府監査いれますから、覚悟しておいて下さいね。」じゃんぬさんの疲労感は倍増です。相手が全く、こちらが来た意図を理解していないのは明白でした。

 

 大阪府に犬猫を送れば、ほとんど殺されるということを知っているのか、理解しているのかと尋ねたところ、「ほとんど病気」の状態の子が殺されているという認識であり、「ほとんど病気」というのは「例えば、足を引きずっている」ような状態との認識だそうです。

 

 保健所が本来やるべき動物収容、飼養管理、譲渡について、他市は他市という考え方です。

「その主観では殺処分は減らせませんよ、情報公開請求しますよ。枚方市は譲渡システム・預かりシステム等構築させたんです。」と言うと「枚方市のことは知りませんので、そうですかとしか言えません。思ってらっしゃることとこちらの方の行政がやっていることと、かみ合っていないようなんですが。。。こちらとしては豊中市として大阪府に動物の飼養管理を大阪府にお願いしというていることなんです。」

「やれてないですよ!」

「こちらとしてはいま書類上のことなどを把握していないので、個人的にそちらのおっしゃってることにお答えできない。」

「情報を把握していない??書類見たことないの??」

 Tさん、沈黙。

「4年間、一回も見たことないの?」

Tさん、沈黙。書類(収容して送られた犬猫の台帳)を見たことはないようです。

「問題ありです!!」

 

 

普段の業務はなにをしてるのか?と聞くと

 

・問題のある犬の飼い方を教える為、飼い主のところに指導に行く

・飼い方・しつけ教室を開催し、飼い主に指導する

 

 という部署で、メイン業務が飼い犬の登録だということです。春頃(狂犬病予防注射のシーズン)しか来ないのでは?という疑問には、「ほとんど毎日登録に来ます!」ということです。ちなみに、飼い犬の登録は獣医師でなくても可能なお仕事です。犬の教室の類・犬の登録というメイン業務には資格は関係ありません。動物の収容・飼養管理等の業務をやっているからことの獣医師だと一般人は考えます。

※保健所での獣医師としての仕事は、動物関係の他に、食品関係(食中毒の調査、飲食店等の営業許可、食品表示の監視指導その他)があります。

 

 「※情報公開請求させてもらいます。」

※誰でもできる!情報公開請求ってどうやるの??

 

 いったん、犬舎一時保管施設を見学に行くことになりました。犬舎は3列、スペースは大型犬がぎりぎりはいるかというスペースです。写真撮影は禁止。医療品などは充実していそうです。目につくのが大量の缶詰やフードの類。獣医師でもある職員の説明では、危機管理の為、災害時の備蓄として、まだ倉庫にもあるとのことです。

 

 前回は10月に猫が一回収容されたそうです。猫のケージは、犬舎の外にややスペースがあり、そこに設置するとのことです。 

 

「公務というのは私達でなく市議会、議員も含めてやっているのです!」

 

 さて、衛生管理課課長補佐兼係長Tさんは大阪府から派遣されている職員です。大阪府から派遣されているということは、大阪府の負担を減らす為、動物の管理飼養の丸投げを改善する為に来ていることになります。大阪府は動物飼養の現場での人員不足や収容所のスペース問題などが改善されていません。動物飼養管理業務を実際行っている職員および、動物に負担がかかっているのです。中核市の委託金2000万円×③(高槻市、豊中市、枚方市)は実際現場に回っているのでしょうか。

 

 「業務怠慢ではないですか?」

 それに関しては、「他の業務も任されているので。」ということです。

 大阪府に丸投げしなくても豊中市独自で飼養管理はできます。Tさんは「豊中市では市議会の議員の了解を得たうえで、大阪府に委託することを決定しています。衛生管理課だけではお金は使えませんので。豊中市の判断ということです。」

 

 何故議員を持ち出すのですか?「公務員ですから。公務というのは私達だけではなく市議会、議員を含めてやっているのです。日本全体がそうです。」

「全国っていいましたよね。」「そうですが。」

「枚方市はやってますよ。」「豊中市は、豊中市の体制としてやっています。」

 

「やる気がないということです。結構です。役職がついている公務員がやる気がない行政はダメなんです。しかるべき処置を取らせて頂きます。」

 

 

 メイン業務が犬の登録としつけ・飼い方教室です。獣医師が2人もいます。他の事務だけ扱う部署ではないのです。衛星保健課とは動物の命を預かる大切な部署です。大阪府に丸投げして、最終的に動物がどうなったのかを確認すらしたことがない。命を預かる現場としての認識を持ってもらいたい、と切に思います。(つづく)