奈良市を変えようと結成された『Nyara 1 SAVE -奈良市保健所の殺処分ゼロを目指す会-』

2015年12月14日

奈良市といえば、殺処分トラックが走っていた!?

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 奈良市といえば、2013年に車に犬猫の殺処分装置を積んだ移動式処分装置の廃止決定のニュースがありました。こちらの殺処分トラックは、2008年に約5000万円で購入されたそうです。奈良市の保健所が2011年に三条本町に新築移転した際、近隣住民の抵抗により、移動式の殺処分が継続されました。焼却処分については橿原市営斎場に委託してきたそうです。それまで殺処分と焼却処分を委託してきた橿原市の県桜井保健所橿原動物指導管理事務所が、宇陀市の県営うだ・アニマルパークに動物愛護センターとして移転した際、宇陀市の住民は奈良市の処分受け入れを拒みました。奈良市は中核市として保健所業務を独立して行うことができるからです。

(奈良市が)あらためて県の動物愛護センターに委託することになったのは、橿原市の市営施設に他市の犬猫の焼却処分をいつまでも受け入れてもらうのは困難との判断から。また、移動式殺処分に対しても、批判の電子メールが寄せられたり、動物愛護団体のホームページに批判記事が掲載されるなどしていたという。

 奈良市は、動物愛護センターへの犬猫の持ち込みを宇陀市に容認してもらうため、県や宇陀市が行うアニマルパークの駐車場整備や周辺道路整備のための費用の一部を負担する。2013年度は2000万円を計上した。5年間で計約1億円を宇陀市に支払う。奈良市はこの歳出を会計区分上、「負担金」とした。県に支払う犬猫処分の委託料は720万円を計上した。

奈良市保健所の2012年度の犬猫殺処分数は400匹だった。

ニュース奈良の声「奈良市保健所、犬猫の移動式殺処分解消へ 県動物愛護センターへの委託料を新年度予算案に計上」2013年2月22日 より引用

 

 

奈良市といえば、委託している奈良県が三味線業者に猫の死体を払い下げしている!?

 奈良県HP「県民の声」の回答にこうあります。要約すると『平成7年に奈良県文化財保護条例に基づき、三味線皮製作技術者を認定し、その文化財保存の重要性に鑑み、平成20年から猫の死体の払い下げに関して制度化している』と明言しています。奈良市は奈良県に委託しているので、間接的に関わっていることになります。

 

奈良市といえば、譲渡率ランキング、ワーストワン(平成24年度)になりました

 指定都市・中核都市・都道府県別譲渡率ランキング(平成24年度)で、奈良市は、107市・都道府県のうち実質最下位です。(※2市が非公開)ちなみにワースト2位は豊中市(大阪府)です。奈良市の譲渡率を低くしているのは、圧倒的に幼齢猫だということです。

犬・猫合計の譲渡率の自治体ランキング(平成24年度)

rannking中核都市都道府県24年度

 

そんな奈良市を変えようと結成された『Nyara 1 SAVE -奈良市保健所の殺処分ゼロを目指す会-』

 なにかと話題になる奈良市。あまりいい話題ではありません。そんな奈良市を変えようと、結成されたのが『Nyara 1 SAVE -奈良市保健所の殺処分ゼロを目指す会-』です。

 奈良市の猫の捕獲器問題を知り、それを機にメンバー同志が知り合い、奈良市保健所への署名を立ち上げ、捕獲器収容は一時停止に。2014年の年末には「奈良市保健所の殺処分ゼロを目指す署名」を街頭で集められ、2015年2月にネット署名(13124筆・街頭署名416筆)と改善要望書を仲川市長に提出されました。殺処分率ゼロへ向けての陳情、4月から開始される団体・個人への委託譲渡についての前倒しを要望され、市長は「殺処分を減らすよう努力したい」と応じられたそうです。

要望書では
▽保健所に持ち込まれた動物の積極的な譲渡
▽市広報などによる動物愛護の啓発
▽犬や猫の収容施設の改善

など実効性のある内容を提出されたということです。

 そして、「奈良市も3月より団体・個人委託譲渡をスタートして変わろうとしています。」とFACEBOOKでも記述されている通り、活動に手ごたえを感じておられます。その後も現在に至るまで、ご自身の会での保護・譲渡活動と共に、行政に働きかけ、協力し合いながら、改善していこうとされています。

 

奈良市保健所への視察、殺処分の委託費用は一匹1万5000円!!

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本日7月27日、以前よりお世話になっております衆議院議員の馬淵澄夫先生と、奈良市会議員のしなと幸一先生にお時間をいただき、奈良市保健所(はぐくみセンター)へ 視察へ行ってまいりました。
2011年に建設されたホールを備えたとても立派な施設です。
到着してからまず、会議室へ通され、馬淵先生、しなと先生から、本日の視察の経緯をお話し頂き、生活衛生課の向井課長よりご挨拶と施設の説明、殺処分の現状をお話頂きました。

そして、馬淵先生より奈良市の犬猫の収容数、殺処分数、うだアニマルパークにどのように犬猫の殺処分を委託しているか、予算などのご質問頂きました。

7月23日の奈良市議会で、しなと先生より奈良市保健所に対して2つの質問をして頂いたのですが、
⚫︎奈良市保健所が住民に捕獲器を貸し出しをしていたという件→事実無根であるという回答。
⚫︎三味線業者への払い下げの件→県に委託しているため、奈良市としての回答はできない

との回答を改めて 向井課長よりご説明がありました。

殺処分の費用については、一匹につき、一万五千円で殺処分を委託とのこと。このお金を去勢・避妊手術やワクチン、その他生かすお金に 今後使っていただきたいと 思いました。

次に、地下の動物の収容スペースに案内されました。
今までにも、委託譲渡の猫の引き取りに数回伺ったことはありますが、全部屋見るのは今日が初めてです。

まず、手術室、避妊去勢手術をする場所を見せてもらい、続いて 猫専用の部屋、犬舎、子犬の部屋、譲渡猫・負傷猫の部屋、凶暴な子を収容するスペースなど、全6部屋ありました。
施設自体が新しくとても綺麗で、衛生的に管理されていました。

ただ印象としては、地下室ですから、もちろん日も当たらないですし、殺風景で無機質な寂しい空間だなという印象を持ちました。

奈良市保健所は、”動物愛護センター”ではなく、”生活衛生課”なので、あくまでも動物を管理するという目的が第一なのだと思われます。

表では見えない地下にいる子達の表情は寂しげで、とても無機質な空間という印象を受けました。見えない地下にいる犬猫にも、ぬくもりを感じるセンターに 奈良市も変わってほしいと切望します。ここにいる子達は殺処分ではなく、幸せに繋がる子達の温かい場になるはずだと信じています。

 

一通り、視察し、馬淵先生、しなと先生からも今後議会でも答弁して、しっかりと改善していくように引き続き取り組んでいくことを話され、終了しました。
馬淵澄夫先生は奈良市のご出身で、奈良市保健所の現状、体制、私達の殺処分ゼロに対する思いをご理解頂き、全面的に殺処分ゼロへ向けてバックアップして下さっています。しなと先生にも繋いで頂き深謝しています。
今後も課題はたくさんありますが、馬淵先生、しなと先生、職員の方、ボランティアの方々と手を取り合い、頑張って改善していきたいと思います!引き続き応援よろしくお願いいたします!

『Nyara 1 SAVE -奈良市保健所の殺処分ゼロを目指す会-』のFACEBOOKより転載

 

 『Nyara 1 SAVE -奈良市保健所の殺処分ゼロを目指す会-』さんには、あらためてお話しをうかがう予定です。里親募集している子たちも掲載されていますので、FBページを是非ご覧になって下さいね。