来年度も大阪府に委託する高槻市、自市の動物飼養管理に力を入れるべき時

2016年1月20日

捨てる飼い主が悪い、なんでもかんでも行政に文句を言われても!

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 2015年暮れ、じゃんぬさんは高槻市保健所の担当者と何度か話されたそうです(保険衛生課食品衛生チームのチームリーダーの方です)。当初は「高槻市の殺処分率を下げたい、野犬も保護したい、」という熱意が感じられたということで、何度か今後について話し合ったそうです。しかし、来年度も『動物飼養管理費は大阪府に委託する』ということに決まったということでした。

 昨年相談に乗って頂いた議員の方にはじゃんぬさんの方から資料を送付しており、今後についてももう一度相談に乗って頂きたく連絡をさせて頂きました。議員の回答を要約すると「自市で飼養管理するとなると、場所や人件費にお金がかかる。大阪府に委託した方が安い。送った動物が殺処分になる確率が高いというが、捨てる飼い主が悪い。それをすべて行政に文句を言われても困る。」というものでした。

 現時点では絶望的な高槻市。ですが、枚方市は委託費を払いつつも、ここ1~2年は飼養管理費を予算に計上し、じゃんぬさんのアドバイスのもと犬猫を飼養し、大阪府に送らなくなりました。他の都道府県からも視察に来られるようになったのです。高槻市には、少しづつでも前進してもらわねばなりません。ということで、再度、高槻市保健所を訪問しました。

 

何ヶ月に一回か大阪府と意見交換をし、高槻市から委託をお願いしている

「来年度も大阪府に委託するということですが、独自で飼養管理をするつもりはあるのですか?」→なるべくやっていきたい。大阪府に委託するがその予算との兼ね合いもあり、、、。幼齢の猫の問題が難しく、それ以外は譲渡していきたい。

「犬に関しては頭数も少ないので、飼養→譲渡できるのでは?」→引き取りも断るようにしているので、野犬の子犬が生まれて連絡を受けた時は譲渡するよう努力している。(最近の野犬収容はないそうです。)

「猫に関しても去年は譲渡していたので、できるのでは?」→譲渡判定で譲渡できると判断した猫についてはHPで公開してやっていきたい。幼齢の子たちや感染症にかかっている子もいるので、その辺りが難しい。

「枚方市を視察に行って下さい。」→機会があれば、そうしたいと思います。→「他エリアから視察も来ているので、是非行ってください。」

「大阪府は譲渡判定に受かった子たちは殺さないということで、現場の方も精一杯されています。高槻市から送るのは負担になっていると思うのですが、実際のところ、委託をするというのはどちらの判断でされているんですか?」→何ヶ月に一回か大阪府と意見交換をする場があり、高槻市から委託をお願いしています。

平成26年度 譲渡率ランキング

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 こちらはH26年度引き取り+負傷動物で都道府県及び中核市の譲渡率ランキングを出したものです。(表が大きくなり過ぎ見にくいのですが、、。)

 譲渡率ランキング1位はダントツで広島市(広島市動物愛護センター)、続いて千葉市、横須賀市、旭川市、岡山県と続きます。

 広島市では2013年から犬・猫ともに殺処分を止めているということです。保護されている犬猫を「NPO法人 犬猫みなしご救援隊」等の動物愛護団体が引き取り、「殺処分ゼロ」が実現しているといいます。猫もを全頭、引き取っているそうです。

高槻市、飼養管理への道を模索すべき時は今でしょ!

大阪府譲渡率★

 堺市が大阪府内では譲渡率トップ、H26年度はちょうどガス処分機廃止の年にあたります。次いで高槻市ですが、収容の規模は堺市の半分にあたります。枚方市は自市で飼養管理をスタートしたころにあたり、移行期になります。東大阪市については譲渡について批判の声が上がり、譲渡率がやや上昇しているという段階です。収容数のがトップとなる大阪府・大阪市ではいずれも殺処分率が80%台後半という数字です。

 収容規模は大阪府が多く、犬で400頭レベル、猫で1500レベルです。大阪府は4か所(犬)で飼養管理しています。ここに高槻市、豊中市の収容数が送られてくるのです。高槻市では出来る範囲で譲渡をしてきたといいますが、大阪府の負担を減らす為にも、自市での飼養管理を進めていくべきではないでしょうか。昨年も猫の里親募集をHPで出したところ、比較的スムースに家族が決定しているのです。

 豊中市においては引き取りで犬15頭レベル、猫100頭レベルと小規模です。この規模で年間2000万円の委託費を大阪府に支払っています。譲渡率は最低レベルです。

 猫、とりわけ幼齢個体の猫の殺処分がどこの自治体でも多いのですが、広島市をはじめ神奈川県は猫の殺処分もゼロもしくはゼロに近づける努力をしています。愛護団体・ボランティアの力を借りて精力的に殺処分ゼロに向けて取り組んでいる結果です。

 高槻市のスタンスはボランティアが自ら名乗り出てくれれば頼むといものであり、協力を呼びかけるという体制ではありません。豊中市は愛護団体に譲渡会の場所を提供しているのみです。愛護団体に引き渡しているわけではありません。

 独自で飼養管理をスタートさせた枚方市。来年度も委託を続行すると決定した高槻市。高槻市は枚方市に習い、飼養管理への道を模索すべき時です。「両輪でやっていくスタンス」(大阪府に委託しつつ高槻市でもできる範囲でやる)と担当者はおっしゃっていましたが、自市の車輪に力を入れるべきです。

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高槻市保健所保健衛生課 へ意見をお願い致します<(_ _)>

メール hokeneisei@city.takatsuki.osaka.jp