高知県の動物行政が変わった!皆に希望を与える「高知県小動物管理センターを変えよう!」さんのキセキ②

2016年11月11日

「愛護センター」設立、殺処分機はなくなると高知県が明言

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「高知県小動物管理センターを変えよう!」さんに(以下「かえよう!」さんとさせて頂きます)、以前と比べて高知県が変わったところを挙げて頂きました。

①メス猫の不妊手術費に、補助金が出るようになった。
②猫舎ができ、猫の譲渡が始まった。
③ホームページの内容が、めざましく充実した。
④できるだけ生かそうとするようになった。
⑤安易に引き取らなくなった。
⑥獣医師の診察を受けるようになった。
⑦餌を床にばらまかずに、容器で与えるようになった。
⑧噛み犬など「譲渡不可」と判定された犬も、条件をクリアすれば譲渡できるようになった。
⑨知事が「殺処分ゼロを目指す」と明言した。
⑩殺処分頭数が、年ごとに減少してきている。(まだまだ多すぎる!のだが・・・)
⑪「定点回収」が廃止された。
⑫殺処分頭数を高知県のHPに、毎月公表するようになった。
⑬市町村自治体や安芸保健所が、「餌をやるな」の看板を撤去した。

 

今年8月以降に変わったところは、ご存知の通り「愛護センター」設立に向けて踏み出したことで、これは「かえよう!」さんが、一番変わったと実感されていることだそうです。これで「殺処分機」は無くなるということです。県にはしつこく念押ししたそうです。

県は「いつまでにセンターが設立するのか」という質問には答えないそうです。「かえよう!」さんは、一日も早い実現に向けて、その間にできることに取り組んでいるということです。今は「ミルクボランティア制度」を作るようにとういうことと、「遺棄犬猫は警察に通報してほしい」ということを高知県に強く要望されているそうです。

最近でも変化は続いており、県議会で知事が「動物愛護に力を入れる」と提案説明したそうです。また、保健所は独自のポスターを作成するまでになったということです。

 

以前は収容情報を発信せず、猫は即日殺処分、収容犬が噛み殺されたり、飼養にも問題が

一方、2015年4月時点で「かえよう!」さんが問題点として挙げられているのは、以下の通りです。現在と比べれば、隔世の感がある、というのもうなづけます。

①獣医師が常勤していない。

②なんとか命を救いたい、という熱意が見えない。里親が見つかっているにもかかわらず、「午前中に引き出しに来なければ殺処分する」と言うなど、安易に殺そうとする。実際に里親がいるのに殺した例もある。

③猫は即日殺処分している。そのため飼い猫が殺された例もある。

④安易に引き取り、収容した犬猫の情報発信をしないことが多い。公示も保健所にたった2日間だけでは、ほとんどの県民が見る機会はなく、形ばかりになる。またネットで公示しても、その環境にない多くの県民は見ることができない。

⑤譲渡会が猫は今まで1回もなく、犬も少な過ぎる。中村のセンターは2か月に1回、水曜日のみで、土日でないと行けない人もいるし、親子で見に行けない。場所もセンター内だけである。

⑥ボランティアと連携しようとする姿勢が見えない。センター責任者が、面と向かってボランティアに「敵だ」と言うなど、論外であろう。

⑦見学を嫌がるなど、開かれたセンターになっていない。保健所で許可を得た上で訪問しても、入口で住所・氏名・電話・目的を書いても見学できず、「センター長に電話で許可を得なければいけない」と言う。

⑧収容した犬に餌をやるとき、床にそのままバラまく。尿の上に餌があった。ステンレスの容器はあるのに、使用していないのでピカピカのまま積み上げてある。

⑨収容した犬がかみ殺されたりするなど、飼養に問題がる。

⑩同じ工務店が県内の2つのセンター業務をやっているのに、中央と中村では異なる対応がある。

 

 

猫殺処分を増やす暴挙、「所有者不明猫の無料引き取り」は県民に周知されず

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 2015年新年度の話に戻ります。高知県は、「所有者不明成猫の無料引き取り」を公然と開始するとのことです。公表では成猫は5日間保護するとのことですが、暗い猫舎に入りきらないからという理由で殺処分されるのではないかと、「かえよう!」さんは、一分でも早く電話して助け出してあげて下さい、と呼びかけます。

飼い猫または地域猫と判断され殺処分をまぬがれる猫は、「さくら猫」「マイクロチップ装着猫」「首輪をした猫」だとういこと。首輪跡があっても野良猫だとみなされるそうです。

4月1日から「所有者不明の成猫を持ち込めば、4月1日からは無料で引き取る」という改正されることを、県民には周知しないということ。市町村担当と保健所には3月3日付文書で通達していたそうですが、知らないセンター職員もいたそうです。

この改正は猫殺処分数を増やす方向に舵をきることであり、国の方針に逆行する暴挙、高知県にとってマイナスだと、「かえよう!」さんは問題点を発信されました。命の軽視は子供に悪影響を与える、改正を県民に知らせないのはおかしい、所有者不明の野良猫が片っ端から殺処分される、地域猫と飼い猫の区別がつくとは思えない、二畳ばかりの狭い猫舎に入りきらない猫達が即日殺処分される恐れがある、公表と実際の引き取りが違うケースが過去に多々あったので今後も同様の事が起きるのではないか、等々。

野良猫が多いにも関わらず、「捨て猫はいない」という認識だった高知県では、市町村担当者が啓発ポスターや看板などで啓発しようという姿勢が全くなかったといいます。代わりに捨てられた猫達のお世話をしていた「餌やり」ボランティアさんに責任転嫁していたということです。「野良猫が増える原因」だと、保健所も市町村も「餌をやらないで!」の看板を立てたり、ポスターを貼っていたりしたそうです。

「命を軽視するのは誰?」県議員にフェイスブックでメッセージ

2015年4月時点で、「かえよう!」さんが「中村小動物管理センター」職員に事実確認したところ「定点回収」も「猫即日殺処分」もやっていたそうです。県は工務店と「猫は即日殺処分」という「委託契約」だったということです。

4月1日から「所有者不明の成猫の無料引き取り」を始め、今まで開催していた「犬の譲渡会」をしなくなったそうです。県議員に実態を知ってもらう為、県議のfacebookを載せ、知事や食品・衛生課に動物行政改善を訴えたメールをコピーしてメッセージを送って下さるようと発信されました。

真に高知県のことを考えている県議は誰か? 命の軽視をするのは誰か?』今まで事実を知らなかったとしても、立ち上がってくれる議員が誰かがわかります。

発信して1ヶ月、「高知県の殺処分は異常だ」と言うほうが異常者にされなくなった

高知県小動物管理センターは「かえよう!」さんが発信を続けて1ヶ月で変わってきたそうです。「餌は容器に入れてやる」「見学を嫌がらない」「HPに収容猫の情報を載せだした」など、すぐ変化が出てきたそうです。

実感したのは「殺処分」について書いても、叩かれなくなったということだそうです。これまでは「殺処分を止めてほしい」と書くと、センター職員から「醜い」「あなたが全部引き取ったらいい」と書かれたりしたそうです。高知県では殺処分を口にしてはいけない風潮だったそうです。

多くの方々が「信じられない!」「酷すぎる!」といった抗議をして下さったことが、大きな力になったそうです。高知県の現状にマヒしていない自分の感性を信じられたと「かえよう!」さん。

高知県の即日殺処分や処分頭数は異常だ、と言うほうが異常者にされなくなったのは、大きな「変化」でした。

全国からの抗議が集中した渦中に、課長と小動物管理センター担当者が異動になったそうです。

そして発信して2ヶ月、中村小動物管理センターに限っては、確かに変化してきていると感じるようになったそうです。職員の対応が意識的になっているのが分かり、県民への啓発チラシも、PCで手作りして量販店に貼り出すようになったそうです。初めて「センター譲渡猫」も出てきたということ。

勇気ある内部告発で「野良猫大量毒殺」事件が発覚

また、職員意識には温度差があり、勇気ある内部告発をする人もいたそうです。「かえよう!」さんがその方達に取材されたことを、一部公開されています。

●『定点廃止になれば、収容動物たちに費用がかけられます』
ぜひ廃止にしたいし、そうでなくてももっと動物たちに費用をまわしてください。
殺処分機の「点検」に、年間70万円もかけるなど、そのお金があれば犬猫を獣医師に診せてから譲渡するなど、有効な使い方ができるはずです。

●『公金使途についてはセンター長しか知らなくて、職員は全然分からない』
公表してほしいです。上記のように、肝心の収容動物にはセンター長が「お金が無い」と言うとかで、職員がポケットマネーでおやつを買うこともあると書かれていました。

●『野良猫の苦情処理のため、毒餌で殺処分したことがある』
その地域の地区長さんが書いた公文書と、まったく一致しています。野良猫大量毒殺として、警察に出しました。
 

 

レスキューして助け出した子猫をその日のうちに殺処分したセンター

6月に高知新聞でかなり大きく「全国最悪、猫殺処分減らせ!」という記事が掲載されました。一方で、「高知市で壁の隙間に4匹の猫がはさまれて動けなくなっているのを、消防隊員が30分かけてレスキューした」という心温まるニュースがありました。ですが、その猫達はその日のうちに中央小動物管理センターで炭酸ガスで苦しめられて殺されたという信じられない結末になったのです。

高知市保健所は中央小動物管理センターに連絡し、センターが消防署に引き取りに出向いたそうです。消防局には「渡したらせっかく救助した子猫がすぐに殺されることを知っていたのか?」と「かえよう!」さんが質問したところ答えはなかったそうです。引き取りに来たセンター職員に、この猫はどうなるのかと質問もしなかった(と思う)ということでした。センター長はというと「即日殺処分だと説明し、合意して引き取った」と言ったそうで、両者は食い違っています。

センターは「助けた命だろうと、持ち込まれた命だろうと変わりは無く、乳飲み子は即日殺処分することになっている」ときっぱり言い放ったそうです。「かえよう!」さんはが保健所とセンターから共通して受けた印象は、「命に対する畏敬の希薄さ」であり、「炭酸ガスで30分も苦しめて殺すことに対する罪悪感の薄さ」だったということです。

 

「高知県小動物管理センターを変えよう!」さんのキセキ③