高槻市民も知らない、大阪府動物一時保護センターの実態

2016年10月31日

大阪府動物一時保護センターは高槻市の山奥、地元民もその存在を知らず

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大阪府動物一時保護センターは大阪府(環境農林水産部 動物愛護畜産課 動物愛護グループ)が管理している動物収容施設で、高槻市の山深いエリアに立地しています。ここでは犬以外の動物を収容しています。大阪府の(大阪市や堺市、東大阪市以外の)保健所や警察で保護・収容された動物が譲渡適性と判断されたるとこの動物一時保護センターに運ばれてきます。

入口にはここがどのような施設かという看板はなく、駐車場には「樫田温泉駐車場」と書かれているだけです。

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施設の名前があるゲートは、施設敷地内にはいり、少し奥まったところにある一か所だけです。

HPで紹介はしているのですが、大阪府は犬とそれ以外の動物で収容施設が分かれているので、この施設は余り周知されていないといえます。看板が出ていない為、この近くの温泉施設などに遊びに来たことがあっても、地元の高槻市民でさえ、一時保護センターの場所がその真横にあるということを知りません。

2017年には大阪府動物愛護管理センター(仮称)が開設される為、この施設は閉館となります。ホームページなどを見て、鳥や猫などを家族にしたいという譲渡希望の方は平日にお見合いもできます。見学は大阪府の職員(獣医師含む)が滞在している月曜日と金曜日が望ましいということです。

猫、うさぎ、鳥、爬虫類他は府外からでも里親可能、猫は年間50~100匹譲渡される

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ロッジのような愛護棟にはまず小鳥とウサギの部屋があり、その隣が猫の部屋、その横がその他ペット(蛇など)の部屋となります。現在(2016/10/31)猫は9匹、みんな人馴れしている子達で、人間が部屋に入ると元気いっぱいに遊びだします。

猫は年間50~100匹が譲渡となり、多い時では20匹弱が収容されているということです。大阪府では犬以外の動物は、他府県からでも里親になれます。(ただし、二度足を運ぶ必要があるとのこと。)遠方からだと、滋賀県や岡山県からも里親希望の方が来られたそうです。

森林組合が管理している土地を大阪府が借りているということで、猫のトイレには木質バイオマス燃料「ペレット」が敷かれています。フードはロイヤルカナンやサイエンスダイエットの袋が置かれていました。

山奥といえども温泉施設の隣、夏にはバーベキューや川遊び客も多い場所

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「施設自体あまり周知されておらず、広報活動も目にしたことがないのですが?」と質問すると、大阪府の職員(獣医師)さんは「HPを見てわざわざ足を運んで下さった方は本気度が高いといういい面もあります。」とおっしゃられていました。

夏になればバーベキューや川遊びなどで駐車場もいっぱいになる施設でもあるのです。隣の樫田温泉にも休日になるとたくさんの人が来ます。山奥といえども、もっと門戸を広げることは可能な場所なのです。野外での譲渡会も十分可能な施設です。

イベントで職員がリーフレットを配るより、大きな看板、譲渡会が実践的では?

現在収容されている動物達、これからここに収容される動物達、来年8月に大阪府動物指導管理センター(仮称)に引っ越さなければなりません。動物達が環境の変化で受けるストレスなどを考えると、今からでも譲渡活動に力を入れて頂きたく思います。休日に譲渡会を開く、ということを考えて下さい。新センターは休日もオープンするということですが、新センターを待つまでもなく、できることではないでしょうか。

ここにいる動物達は移動させられないということなので、動物愛護グループがフェスタや農業会などのイベントに出かけリーフレットを配り、映像を流すことが譲渡を促進する活動の一つだということです。ですが、温泉施設の来場者や行楽に来た家族連れなどをこのセンターに呼び込むことはできるはず。せめて大きな看板だけでも掲げてほしいものです。

現在の収容状況(このページの写真とは異なる場合があります)

大阪府動物一時保護センターの年間の管理費はおよそ1500万円

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この大阪府動物一時保護センターの年間の管理費(人件費、飼養管理費、電気代、人件費など)はおよそ1500万円だということです。常駐で動物の飼養管理をするアルバイトの方の人件費で職員の人件費は含みません。

平成27年度の高槻市が大阪府に委託している動物保管等業務委託料は17,480千円です。その内訳は人件費13,505千円、施設設備管理費2,965千円、、飼養管理費513千円、犬・猫回収費329千円及び死体処理費168千円、です。

来年8月に閉館するこの施設、大阪府の後に中核市である高槻市が独自で借り受けて、動物の飼養管理をできる金額です。今回の視察は市議にも同行して頂きました。