山口県発!!野犬を保護し譲渡する一人の女性と、病気と闘う「しろくまお」くん

2015年12月1日

野犬は飼い犬が人間に裏切られて、余儀なくされた生き方

 野犬というと、怖いイメージがあるかもしれません。ですが、野犬は人間に捨てられて、野山で生きることを余儀なくされた飼い犬の子供達なのです。野犬の寿命は短く、5年程度であると言われています。それほど外の世界で生き抜くのは過酷であり、厳しいものなのです。もともと家庭で飼われた犬が、人間に裏切られた末の「野犬」という生き方。個体にもよりますが、野犬が人間になつくのには時間がかかります。彼らはグループで動くことが多く、犬としての社会性が高いのです。危険を避けながら生きている為、攻撃性は低いのです。野山で生き延びれる術を身に着けるには、注意深さと洞察力が必要です。「野犬として生き延びてきた子達は賢い」というのが、元野犬を家庭犬として迎えた方の一致した意見ではないでしょうか。

 

山口県の中南部・周南市では野犬が虐待される事件も

 

 野犬被害などの相談は増えているものの、かまれるなどの被害はなく、飲食街で残飯をあさったり、群れで吠える事に対する苦情が多いといいます。

 あまり報道されないのが野犬に対する虐待事件です。地元で活動されているケダマの会さんが、警察に働きかけるなどの取り組みをされているそうですが、警察の対応が遅れているというのが実情のようです。

 

 県生活衛生課によると、2014年度に県内で捕獲した野犬は1322匹。半数の652匹を周南健康福祉センターが担当する周南、下松、光市が占めた。周南市を拠点にするグループ「ケダマの会」によると、「市中心部から比較的近い同市徳山の山中や周南緑地に捨てられることが多いようだ」という。

 (中略)

 一方、野犬を虐待する行為も周南緑地ではたびたび目撃されている。「ゴルフクラブを投げつけたり、木の棒で殴ったりする人を何度も注意した」と、野犬の見守り活動をしている男性(47)。泡を吹いて倒れたり、腹を何かで切られたような傷を負ったりした犬も見たという。

 相談や苦情の増加を受け、市はことし7〜9月、初めて周南緑地を回り、ねぐらとなりそうな85カ所の穴を確認。嫌な臭いのする薬剤をまいたり、穴を埋めたりする対策に乗り出した。今後も定期的に続けるという。

 

野犬は捕獲されれば多くが殺処分される。12年度は県内で1355匹。捕獲を逃れても人間を怖がらせる存在として嫌われる。もともとは身勝手に捨てられた飼い犬だったことを考えれば、野犬こそが被害者といえる。

 (中略)

 民間でもこうした活動は広がる。ケダマの会は野犬を保護し、飼育希望者と橋渡しする「お見合い会」を開催。譲り渡す際は必ず自宅を見せてもらう。安心して暮らせる環境かどうか確かめるためだ。橋本あき子代表(53)は「かわいいだけで飼ってはいけない。犬の一生を家族として見届けてほしい」と強調する。

中国新聞 2015/10/10 ページ27面より引用

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野犬を保護し譲渡する一人の女性と、病気と闘う「しろくまお」くん

 さて、ここからが本題です。山口県防府市で野犬を保護する女性がおられます。20数頭を保護し、家庭犬として譲渡されています。上記の記事でも紹介しましたが、山口県は野犬の捕獲数が多く、野犬がワイヤーで虐待された事件や、野犬を故意にひき逃げする事件など、野犬問題が多発しています。

 この方は2012年、見たことのある野良犬が保健所に捕獲されたのをきっかけに、保健所に話し合いに行くようになったそうです。その時点で保健所とは相当な対立となり、毎週のように話し合いをしたといいます。そして比較的 短期間で、保健所とは協力関係を築くことが出来たそうです。また保健所に捕獲依頼していた市民が、話し合いの末、保護依頼に変わったこともあり、この方が保護できるようになったのです。もちろん保護団体の方々の長年の働きかけもありました。このような経緯から、山口県では、保健所に団体登録すれば、捕獲された犬猫の引き出しが出来るようになりました。それまでは野犬の子犬はすべて殺処分に回していたというので、大きな変化です。(※団体登録は、一定の条件もあり、所定の手続きをしないと出来ませんのでご注意下さい。)

 現在この方が保護されている「しろくまお」くんというワンちゃん。

 持病の門脈シャントの影響で腸が憤死しているとの事で緊急手術が行われたそうです。肝臓機能が低下している為、「しろくまお」くんは麻酔から覚めにくい事もあり、危険な手術であったようですが、無事麻酔から目覚めたとのこと。

 シャントは大きく、「くまお」くんに残された治療は「内科的治療」のみだそうです。「くまお」くんの肝臓は正常な子の5分の1しかないそうです。今までの症例からいくと、寿命は1年~2年と言われたそうです。予測が難しい病気である為、急変する可能性もあるとのこと。逆に何年もがんばってくれるのでは、という期待もあります。この方は、寿命の短い野犬だった「くまお」くんと自分がめぐり合えた運命を信じ、迷いに迷った末、ご支援のお願いをするに至ったそうです。

 

 この方はお仕事をされている為、病気の「くまお」くんを日中ひとりにすることはできず、現在は知人の方に預けておられます。仕事をしなければ、保護されているワンちゃんたちのお世話もできない為、病気の「くまお」くんを預かって下さる方を探しておられます。

 

【しろ くまおについてのお願い】

しろくまと kumao2

先日から沢山ご心配いただいていますくまおですが、今後内科的治療をする事になります。

現在、私は日中仕事をしている為、知人にくまおを預けています。

ですが、知人宅も沢山の犬猫がいる為、くまお自身が落ち着いて過ごせているか?といえばそうではないかもしれません。

いつまで頑張ってくれるかわからないくまおには、最大限の治療もですが、最後の最後まで笑顔で過ごして欲しいと願っています。

本当なら、私がくまおを引き取り、くまおのすべてをお世話するべきですし、そうしたいと思いますが、仕事をしなければくまおもですが他の保護犬達のお世話が出来なくなってしまいます。

そこで、くまおの事をお世話してくださる方を探しています。

(中略)

募集したとしてもすぐにみつからないかもしれない確率が高いかもしれませんが、くまおが笑顔で過ごせる為に、確率が低くても募集させていただければと思っています。

さらに我儘を言わせていただければ山口県防府市で預かってくださる方がいればよいのですが。

なかなか難しいと思いますが、預かりをしていただける方がいらっしゃいましたら、メッセージください。

よろしくお願いいたします。  

facebookより転載

 

 日中働きながら、たくさんの野犬を世話されているこの方のフェイスブックは犬・動物への愛にあふれています。最近になり支援する方も多くなってきたようですが、ずっとおひとりで野犬の保護&譲渡活動をされていたそうです。犬の飼養にはお金がかかり、治療費となるとさらに多額のお金がかかります。20数匹の犬達の保護は、本当に大変な労力を必要とします。

 

haku

 

「しろくまお」くんの病気もあります。皆さまの暖かいご支援をどうかよろしくお願い致します。

セブン銀行 サルビア支店
普通預金 1019571
マツヤマ トモコ

 

■この女性のフェイスブック

「わんこ日和_里親募集の仔たち」★里親募集のわんこです★

 

ケダマの会さんHP