沖縄県発!中部農林高校による「命の授業」

2016年8月26日

成犬の譲渡率を上げる取り組み

沖縄県では2016年に入り、犬猫の殺処分数を減らし、譲渡率を上げる為、沖縄県は県内の児童福祉施設と連携し、成犬のしつけを行うという取り組みに着手すると発表しました。沖縄県では愛護管理センターに収容された犬は5日間収容され殺処分となります。同事業は、譲渡率の低い成犬を別の収容施設に移し、子供達とトレーナーが一緒にしつける機会を設けるというものです。成犬の譲渡率を上げるとともに、子供達が犬に触れ合い情緒を育て、社会性を身に着けるという相乗効果を見込んでいます。(琉球新報

 

現状を知り、立ち上がったのは中部農林高校

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沖縄県の殺処分数は多く、平成26年度では犬1,514頭、猫2,376頭、譲渡率は11.4%です(中核都市除く)。これらの現状を変え、立ち上がったのは「動物コース」のある中部農林高校です。「ペットの王国ワンダーランド」(朝日放送)でも取り上げられていました。

「動物コース」では学校内で24頭の犬を飼い、生徒が朝早く学校に登校し、放課後に散歩するなどして面倒を見ているそうです。ドッグインストラクターやトリマー等を志望する生徒達は、普段から犬の服従訓練などを学んでいるとのこと。そして中学校に出向き「命の授業」を自主的に行っています。犬達との服従訓練の実演し、沖縄県の殺処分の現状を訴えかけます。

現在沖縄県が殺処分数のワースト3位であること。この悲しい現実を目の前にして、何の罪もないのに人間の生活の為に処分される命を助けたいと一匹の犬、雑種の「ひまわり」を引き取ったこと。

この「命の授業」を始めるきっかけとなったのが、高校3年生が県の愛護管理センターを訪れた郊外授業だったそうです。職員の方から殺処分の現状を学び、自分達に何ができるかを考える機会を得ます。そして処分場へ。追い込み誘導機が迫り、箱の中に強制的に閉じ込められる構造の処分場で説明を受けます。殺処分される犬のほとんどが飼い犬であり、沖縄は隣接する都道府県もないことから、すべて沖縄の人達が関わった事だということを学びます。「犬も猫も自分達と同じかわらない命なのに。」

こうして自分達ができることとして、中部農林高校の生徒達は「もっと若い頃から知ってもらうよう」中学生に向けて「命の授業」を月に一回行っているということです。

 

※中部農林高校の詳しい活動内容はこちらからどうぞ

雑種でも同じ大切な命
殺処分ゼロを目指すひまわりプロジェクト!