本気の動物行政、千葉県柏市!!委託決定高槻市との明確な格差とは?

2016年1月23日

高槻市と柏市、共通点が多い中核市の決定的な違いとは?

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 来年度も大阪府に動物飼養管理を委託することを決定した高槻市。中核市に指定されたのはH15年。以降10年以上、大阪府に委託金約2000万円を毎年支払っています。

 一方、千葉県の柏市はH19年中核市に指定されました。動物行政は4年で独立(震災により実質3年)、H26年には殺処分機のないセンターを2億円で建設しています。

 ※じゃんぬさんのブログ参照 「高槻市命の軽視、および税金の無駄遣い」

 

 大阪府の高槻市は大阪府の最北端に位置し、その1/3が山林の自然豊かな街です。大阪と京都の中間地点であり、交通アクセスも良好、都心のベッドタウンとして発展してきました。駅前には商業施設が集積し、近隣の若者は集まる街として賑わっています。人口は約35.5万人。

 千葉県の柏市は県の北西部に位置し、高度成長期の1970年前後に東京のベッドタウンとして発展してきました。駅周辺には商業施設が集積し、こちらも若者が集まる街として注目されています。また学校関連の施設もあり教育環境が整った街とも言われているようです。人口は約41万人。

 これら二つの中核市を、動物行政の観点から比較してみたいと思います。

高槻市の殺処分率は70%~80%、一方の柏市は40%台!!

柏市高槻市殺処分比較

 引き取り・収容数の合計で見ると、柏市は高槻市のほぼ2倍の頭数となります。高槻市の殺処分率は70%弱~80%の推移と非常に高く、一方の柏市は40%の推移と非常に低いものとなっています。柏市の譲渡率は40%、この数字は全国レベルで20位(H26年度)です。何故こうような格差があるのでしょうか。柏市が何に力を注いでいるのかを見て行きたいと思います。

柏市に見る動物行政の明朗会計と卓越した情報開示力!!

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H23年 広報かしわ(情報元のPDF)より

 こちらは柏市の動物愛護ふれあいセンター設立前、H23年の広報誌です。人件費約1527万円、飼育・治療費約103万円、動物管理委託費約110万円(収容動物の一部)、施設使用料約306万円(千葉県動物愛護センター)、その他約44万円。合計約2090万円。

 本当にわかりやすい内容となっています。

 「動物愛護事業H26年度」の内容も公開されています。平成26年度予算額

【主な支出内訳 】

動物愛護事業(捕獲収容経費等):2,138,000円 

動物愛護ふれあいセンター管理運営事業:6,938,000円 

動物の不妊去勢手術助成金:800,000円

 また「保健所ってどんなところ?」という市のページには、保健所の各部署の説明や人員、主な事業の内容や予算などが織り込まれています。ちなみに動物愛護ふれあいセンターの人員は6名、H27年度の動物愛護事業の課題は「殺処分頭数の削減」で予算は2,569,000円。

譲渡動物の動画配信に見る、千葉県柏市の本気

 柏市の本気がよくわかるのは、譲渡動物の動画配信をスタートさせたことです。近隣自治体では珍しい取り組みだといいます。譲渡動物を家族に迎えようとしている人にとって、画像だけではわからない犬猫の可愛らしいしぐさや性格などが、より伝わりやすくなります。

 「柏市 譲渡動物情報」のページ

 殺処分率が90%の大阪府に来年度も委託する方針の高槻市。一方で、譲渡対象となる猫や、野犬の子犬等はできるだけ自市で譲渡するとも公言しています。殺処分ゼロに近づけるべく努力する行政は、職員のやる気と、団体や個人ボランティアとの連携プレイが不可欠です。いくら団体や個人が申し出たところで、職員がどっちつかずのフワっとした態度ならば動物達は救えません。

 高槻市には、動物行政の本気があふれ出ている千葉県柏市の取り組みを理解し、取り入れて欲しいと切に願います。

 

 

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高槻市保健所保健衛生課 へ意見をお願い致します<(_ _)>

メール hokeneisei@city.takatsuki.osaka.jp